ネット規制をかいくぐるエジプトのネットユーザー

反政府デモで揺れるエジプト。
現在エジプト国内ではインターネットアクセスを厳しく規制しており、
国内と国外への通信を遮断しています。

それにも関わらず現在エジプト国内からのFacebookやTwitter配信が行われています。
本来なら規制によりアクセスできないはずですがなぜでしょう？
そこにはいくつかの"抜け道"とも言えるものが存在していました。

1. 携帯、サードパーティアプリを利用する:
Blackberry版Twitterは現在も利用可能の状態にあるようです。
他にもTwitterやFacebookが利用できなくても、そのアカウントを利用出来るサードパーティアプリも利用可能のまま。
新規にアカウントを作成する際にはTwitterやFacebookにアクセスが必要となるため、
通信規制後のアカウント作成はできませんが、一度作成してしまえばユーザーからのTwitterへのアクセスが不要になるため、
規制前に作成されたアカウントを利用すれば利用可能になるとの事。

2. プロキシサイトを利用する:
ネットの利用を規制する為の設定で利用されるのですが、全てを遮断するのは非常に困難。
またネット規制の設定がされていないサービスも存在し、
中には"お金"を払えば解除してくれるサービスもあるようで、そういった場所からのアクセスが増加しているようです。

3. ソフトウェア
2のようにお金を払いたくなければ無料でプロキシサーバーを設定できるソフトを利用すれば問題解決。
膨大なアプリがリリースされている現在では入手は難しくないはずです。

4. VPNを利用する
これを利用してエジプト以外の国からアクセスする形をとれば規制は受けずに済みます。

こう見ると政府がネットの通信規制を完全に行うというのは非常に困難に思えてきます。
実際FacebookやTwitterのソーシャルサイトへのアクセスを規制している国々でもこれらの方法を利用して
実はアクセスしています、という事が当たり前かもしれません。

とはいえ、バレたときのリスクは覚悟の上での利用ということは忘れてはいけません。

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How Users in Egypt Are Bypassing Twitter & Facebook Blocks